ギターマガジン12月号

創刊25周年特大号らしい。
巻頭はChar。

ミュージシャンというのは、えてして、年をくっても(いい意味で)ガキの要素を持ち続けている人が多い。Charも例外ではなく、インタビュアーの Charさんはいつも勉強していますよね。アルバムを作るごとに何かを探しながらやっている印象があります という言葉にこう答える。

 だっておもしろいじゃん。それに、俺はよっぽどこの“おもちゃ”(引用者・注 ギターのこと)が好きなんだってのがまずある。50歳でまだ練習しているなんて、普通に考えたらやってらんねぇよな(笑)。このことは他のギタリストに“すげぇだろ!”って言いたい(笑)。

結局はこれなのである。すべては〈ガキのころに寝てもさめてもギターを引き倒していた〉ことの延長なのだ。もしこの世に「才能」てものがあるとすれば、たぶんこういうことをいうのだと思う。
よく「小説家の処女作には、のちのちのその人のすべてが詰まっている」と言うが(真偽はともかく)、Charのインタヴューの中でそのヒントのようなものを見つけた。

 (アルバムっていうのは)例えば俺の一枚目(『Char』)を作る時に、あの時20歳だとすればやっぱり20年間の蓄積があって作れるわけじゃない。その人の20年の人生の蓄積があって、そこから言葉が出たりフレーズが出たりするから。そこから先っていうのは、1年に1枚、もしくはそれ以上の数を作ってきたわけで、人間ひとりの持っている引出しなんていうものは、外から持ってこない限りないんだなって思ってたんだよ。

常に何かを吸収し続ける姿勢。インプットとアウトプット。水は流れ続けないと、澱むからね。
あと、Eric Johnsonのジャパン・ツアー機材レポーきたー!!