2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

短編ミステリは切れ味があっていい

サム・ホーソーンの事件簿〈1〉 (創元推理文庫)作者: エドワード・D.ホック,Edward D. Hoch,木村二郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2000/05/25メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (50件) を見る どういうわけか、チャーリー・…

最近読んだものども

ちょっとおもしろかった。とうちゃんの職業が「こんにゃく屋」から「電車マニア(Train Spotter)」に変わったり。後ろにある解説を読んで、よつばの四方に飛び出ている髪の毛が四葉を表現しているなんて、今さらながらに感心。 「うみな―」は、べつにほんと…

志村貴子ファンとして、この気づきの遅さは致命的!!

あきれるほど「敷居の住人」「どうにかなる日々」「放浪息子」などを読み返している重度なファンのkiaoにとって、これほど驚きのニュースはない。 志村貴子のブログが開設されているなんて。 氏の近況が知れるのも楽しいが、なんといってもファン必見なのが…

教わるよりも、学ぶこと。

飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)作者: ケストナー,丘沢静也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (83件) を見る小学校のころに、道徳の授業というのがあった。内容なんて今となっては思い出すことさ…

最近読んだものども

安定した話運び。主人公のラグがいい子ちゃんで、相棒のニッチが激強忠犬キャラなのでギャグ担当が少ない。「I'll」で見せた、浅田のボケと真面目のバランス具合がけっこう好きだったので、もうちょっとボケの部分も見たい(それでこそ真面目部分が引き立つ…

全ての異端者に花束を

すばらしい新世界 (講談社文庫)作者: ハックスリー,Aldous Huxley,松村達雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 1974/11/27メディア: ペーパーバック購入: 27人 クリック: 117回この商品を含むブログ (107件) を見る 「分かっている。だからこそいっそう厳しくす…

最近読んだものども

二回戦で消えるはずだった者どもが、敗者復活戦で再び会合し、そしてそのほとんどが三回戦へと足を運んだ。読者にとって登場人物になじんみが出てきたし、二回戦とほぼ同じメンバーがまた秋山に出し抜かれるとういうのもまたなんとも間抜けな話だから、今ま…

サイドストーリーをサイドストーリーとして読まず

百鬼夜行 陰 (講談社文庫)作者: 京極夏彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/14メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (65件) を見る京極堂サイドストーリーということだが、kiaoは京極夏彦短編集という側面で読んだつもり。だか…

最近読んだものども

桐青戦ついに決着。最後の最後まで、手に汗握る試合展開。誰もが努力を積み重ねて、才能に恵まれていてもそうでなくても、皆が一つの目標に向けてチームワークを築いていく。しかし勝負は厳格にも、必ず勝者と敗者を生み出す。その厳正なる結果があるからこ…

自意識という名の病

地下室の手記(光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー,安岡治子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/05/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (91件) を見る 誓って言うが、意識しすぎること――これは病気だ。本物の完全な病…