群像12月号

kiao2005-11-16


ぱらぱらと読んでみる。
絲山秋子ってロック好きなんだ。
小説5本を同時進行。すごいな。


坂口安吾はロックか。ほー。
ピンクフロイド、人気あるね。


「ロック」な小説(なんだそりゃ)はあるのかもしれないけど、
「ロック」を小説にされると、YAものか!?と警戒してしまう。
(いや、YA好きだけど。)


ロックを顕著にミュージシャンって(いい意味で)ガキの部分を
持ち続けているのが大事だと思うから。
大人のくたびれたロックなんて、聴きたいか!?
そして、ベテランになれば「職人」という部分が強くなってくるから、
それとのバランスが重要になってくるはず。


ロックはかつてカウンターカルチャーだったけど、今やりっぱな体制側で、
その体制のなかにも反体制なものがあって、…とややこしくなってる気がする。
たぶんこれはマンガと同じで、だから「BECK」みたいのが一番よい化学反応を
起こしたのではないのだろうか。
矢沢あい*1も、ブライアンセッツァーとか好きらしいから音楽好きなのはわかるけど、「NANA」にみられる「ロック」は、芸能界にがっちりと組み込まれて、それが今や日本の現実であり、大人の目線なんだけど、矢沢の「ロック」はすでに体制側なんだと思う。たぶん、俳優やらとロックミュージシャンを同じ土俵に(少なくとも作品内では)立たせている(その是非はともかく)。
BECK」の場合は、その芸能界的なもの(蘭の存在)に刃向かって、(かつて反体制だった、そして今では)体制側のロックのなかでの(BECKというバンドが)反体制に位置するおもしろさ、ショービジネスのカウンターとなる「ロック」が存在することの期待があるのではないか。
NANA」のキャラクターたちは、そういうもんだと割り切っている。
BECK」のキャラクターたちは、そういうもんだと割り切れないのだ。
繰り返すけど、是非の問題ではない。スタンスの違いだ。


…なにが書きたいんだ。
いや、もちろん、音楽は左脳ではなく、右脳で楽しむのが一番。
フィーリング、バディ、ハートで受け止めないと。


オーケンが書いていたのは、りっぱなエンタメしていたけど

*1:この間初めてパラキスのアニメを見たけど、よくあの矢沢のクセのある絵をうまいこと中和させたなーと思った ストーリーは知らんけど