余裕がないけど

人間の土地 (新潮文庫)

人間の土地 (新潮文庫)


少しずつ読んでいる。
サン=テグジュペリは本当に好きだ。
夜間飛行」を読んでいる時も、1ページ1ページが愛しくて、
読み終わるのがもったいない、もっと浸っていたい、と思ってしまった。
うまく言葉ではいえないけれど、あえてたった一言で表せといわれたら、
ぼくはこう答える。


サン=テグジュペリが文字を通して紡ぎ出すのは「孤独の美しさ」かもしれない、と。


やっぱり、言葉にすると劣化してしまう。この気持ちは。
この作家に出会えたとき、本というもののすばらしさが少しわかった気がした。
少しずつ、少しずつ読んでいこう。