Eric Johnson Live From Austin Tx [DVD] [Import]

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最高のトーン。そのクリーントーンは満天の星空に吸い込まれてしまうような深遠さをもち、その歪んだ音色は僕らを大きく包み込む。
エリックおなじみの、ソロから例のイントロに入って、じらしてじらして「Cliffs Of Dover」に突入してゆくところなんかはいつ聴いても燃える。その後テンポが異常に早いけど…。

88年の地元テキサスオースティンでのライブ。TVショーの音源なので音質は通常の補正されたレコーディングものに比べると完璧とはいえないまでも、クオリティは低くはない。ネイキッドな感じなので無駄に加工がないぶん、素直に楽しめるのではないだろうか。『Ah Via Musicom 未来への扉』('90)を出して世界中でヒットしたりグラミーを獲得したりする前のものなのに、もう今と遜色のないほど完成されたスタイルにあらためて驚かされる。惚れ惚れする。

kiaoの一番好きなアルバムは『Venus Isle』なので、このあとのライブ音源が聴きたくてたまらない。『G3 Live』の3曲だけじゃ物足りない。「S. R. V.」と「Manhattan」なんて100回以上は聴いてるからね。

Eric Johnsonの欠点をあえて無理やりあげるとしたら、あまりにも軽やかなので毒っぽいとことがないところかな。まあ、いい意味で完璧主義者なんで*1

*1:エフェクターで使用する乾電池の銘柄や残量、電磁波の影響を考慮してエフェクターの設置場所を変えたり、一回ほぼマスターし終わった『Venus Isle』を、気になるからって再度レコーディングし直すなんて、どれほどこだわってるんだよって感じ