「戦争は人を変えるからなぁ」とは、何の台詞だったか*2

犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5 (角川文庫)

犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5 (角川文庫)

金田一耕助は、いままでその方針でやってきたし、そしてまたいままで一度も、依頼人の信頼を裏切ったことはないという自負も持っていた。
ところがどうだろう。こんどの事件の場合は、依頼人は自分の面前へ現れるやいなや殺されて(引用者・反転)しまったのだ。しかも、自分の部屋で・・・・・・耕助にとって、これほど大きな屈辱があるだろうか。

斧・琴・菊。
犬神家といえば、例の遺体が有名だが(もはやコントのネタにもなるくらいだ)、本書を実際に読んでみてその真の意味をようやく知ることができた(そんなに深い意味ではないが)。
今回、犯行は完璧ではないが、ある意味では金田一耕助に勝っているといえるのではないか。ラストはありがちと言えばそれまでなんだが、kiaoは少し悲しくなったよ。少しだけね。

衆道って、最初意味がわからなかったよ。ああ、そういう意味ね。