最近読んだものども
石田敦子、今もっている連載のうち2つも魔法少女モノかぁ(本書では、少年が変身時に少女に姿を変える)。変身モノは、現実からの離脱とその離脱した先でどう成長して現実に戻ってくるかというのが物語のキーになるから、ビルドゥングスロマンの王道とも言えるかもしれない。あと、とりあえずその回登場した怪物を倒せば一応オチらしき形にハマるから、話としては作りやすい、かな。でもこのスピード感(話の流れ)はすごい。少し古いジェットコースターに乗っているみたいにハラハラするんだけど、それがアトラクションとしてハラハラするのか、いつか壊れるんじゃないのかという思いからハラハラしているのか、自分でも判断できない感じに似ている。あと、石田敦子なので話はだんだんとアレ気な方へ向かっていきます(さすがお家芸)。
やっぱこの人、天然で女の子がすきなんだねぇ。
表紙買い。絵がいい(キャラではなく絵ね)。
さすがにkioaもいい歳なんで、ストーリーのほうは「純粋な少女漫画だなぁ」と思うくらい。だが、雰囲気と線が好きなのでよいのです。あ、あと谷川史子と同じく、kiaoも本は「買う」派です。折ったり書いたりするので。