TVって、やっぱり中高生がメインターゲットなような気がする(ニュース番組は別として)。

自分の身の回りには、あまりTVを熱心に見ている人は少ない。
レポートやサークルやバイトや飲み会やデートなど、家の外ですることが多く、一人暮らしをしていれば門限などもないから、まずあまり家にいない。
仕事をしている人は、夜の7時の番組なんて見れないでしょう。
連ドラなんて、毎週決まった時間にちゃんとTVの前にいることなんてかなり難しい。一回見逃すと、もう見る気しないし(そもそもビデオにとってまでみたいものなんてあるのだろうか)。
バラエティ番組はその点有利だ。前後関係もなく、見たい時に時間が合えばみれる。「笑い」と言う要素は気分転換として大きい。
19:00〜21:00までは小中高生むけ、22:00〜23:00は中高生、23:00〜は大学・社会人向けと住み分けされてる気がする(個人的に水10なんておもしろさがわからん)。
そう考えると、あの伝説の番組「ごっつええ感じ」はすごい。
当時小学生だった自分も見てたし、あのクオリティは大人も視野に入る(じゃなきゃ、トカゲのおっさんみたいなシュールなネタはできない)。
単なる回顧主義なのかもしれないが。

今足りないのは、「ごっつええ感じ」でもみられた、「一人(一組)の天才芸人とそれを支える芸人たち」という構成をとれる番組ができないということだ。
ここ最近も微妙なお笑いブームらしいけど、突出した人間がいない(一発芸ばっか)。水10とかはねるとか、出演者全員を平等に扱ってる感じで、現場としては心地よいのかもしれない。
ごっつええの当初、出演者は誰もダウンタウンに話しかけられず、今田は毎回胃をキリキリさせ、Youは次でやめようといつも思っていたらしい。
それも、笑いに関して視聴者になめられたらアカンという観念がいつもダウンタウンにあったためだ。つまり、真剣勝負。
馴れ合いは妥協を生み出す土壌と簡単になりえる。
はっきりいって、視聴者は今の若い芸人になめられてる。
「だいたい、こんなもんちゃう!?」ぐらいのレベルで、仕事をこなされているようにしか思えない。
ぬるい、毒のない、平均化されたおわらいばっかりは、砂糖とミルクをバンバン入れたコーヒーみたいなもの。
コクもなけりゃ、キツサもない。
とんねるずダウンタウンウッチャンナンチャンもTVで本気をだすことから降りてるのに、そこを追い越せる芸人がいまだ存在していない。
ナイナイはぎりぎりこれらに名をつられられるくらいだけど(名前だけは)、その次ってぜんぜん登場してない気がする。

いや、ぬるい番組も好きですよ。
ただ、毎週みたいと思わせるぐらいのお笑い番組が1つだけでもほしいんです。


だって、思いっきり笑い飛ばして、たまったストレスを吹き飛ばしたいじゃないですか。
笑いは、マジで人を救うと思っている人間なんで*1

*1:とかいいつつ、内Pはよく見ていた