Ⅱが出ているけれど、こっちを見ていなかったので
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2005/03/11
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冒頭の視聴者を引き込む見せ方は文句なし。病的に青暗い映像背景も不気味な感じでよい。しかし、オチが……弱い。カットバック風に場面が切り替わる時のサウンドがやたら大きくてうるさく、音声バランスが悪い。お化け屋敷で暗闇から突然「ワッ!!」と驚かそうとする発想と同じで狙いがチープ。
疑問点が2つ(以下、ネタバレ)。一つは奥さんが銃を奪った時、とりあえず監禁犯に1・2発くらわせて脚を止めようとするだろう、普通。錯乱状態でもそれくらいはすると思われるが(むしろ勢いあまって殺してしまうかも、ぐらいなんじゃない?)
もう一つは、真ん中の人間が死体ではなく生きていたというもの。たとえば麻酔で眠っていたという裏設定があったとしても(そういう複線はあったし)、ピクリとも動かないなんて無理、目が覚めたときの無意識の生体反応で。そもそも呼吸。しかも途中電気で2人を痺れさせているのだし。(←ネタバレ終了)
オチもねぇ。だってこれ以上、悲劇は起きないんだもん。あれだけ証拠残したら。論理的解決でもなくていいから着地点をしっかりしてほしい、設定で引っ張る話は。