万能性を求めて、個性が消えたか!?

伝染コンプレックス (ガムコミックスプラス)

伝染コンプレックス (ガムコミックスプラス)

氷が溶けて血に変わるまで」と「ぼくのためのきみときみのためのぼく」をkiaoは持っているので、10作品中8作品が既読(描き下ろし除く)。大判コミックスの方にあった作品ごとのコメントは、こちらにはない。そして描き下ろし、やはり絵がかなり違う。
じつは昔の書き方の方が楽なのだが、この絵ではある制約がついてしまうらしい(詳細は本書で)。新しいことに向かおうとする姿勢は好感がもてる。けれど、個人的には今の絵柄はちょっと軽すぎて残念な気もする。