各種感想

こうして見ると、確実にうまくなっている、『かげふみさん』は。『イハーブの生活』のころは個性的な世界観を描く人だなくらいにしか思っていなかったけど。今は話の続きが楽しみになってきている。また、こうして短編も描ける人ってのがすきなんだよなぁ。男性漫画家で短編描く人ってわりと少ないから。

王子覚醒。トルケルのおかげで、戦いがなんか『龍狼伝』というか『北斗の拳』というかね。

谷川史子なので、無条件に買い。もちろん、素晴らしい。谷川史子の描く「線」って、繊細で優しい感じがして、この「線」の美しさを味わいたいがために読んでいるようなものです。

やー、やっぱり短編の恋愛マンガはいい。長編だと、テコ入れのための波瀾万丈が待っているし、話を長引かせるためにいろんな人物がでてくるし、挙げ句は「ハーレム化」。kiaoはどーもあの「ハーレム化」ってやつが苦手で（男女どっちでも）。そんでもって、「ハーレム化」しといてやっぱり最後は「幼なじみが一番」、っていう展開が一番……ん〜……。なんなんでしょうね、この日本のマンガ界における幼なじみ信仰、幼なじみに落ち着いておけば王道でしょ、みたいなやつ。たぶん、実際に妹がいない人が「妹モノ」に萌えるっていうのと同構造だと思いますが、いかがでしょう。