貯まりまくっている感想など
過剰に飾り立てないで、10代の少年少女をこんなにナチュラルに描けるのはすごいと思いました。『BANANA FISH』すら読んだことのない初心者ですが、このシリーズは買い続けることに決定しています。
小野敏広ってキャリア結構あるよね。それなのに古くささを感じさせないこの絵柄は、結構すごいことなのではないかと。シャープでスッキリした絵を描く人は、耐久性がある!?
口下手な子は、言葉を自分の中でため込んで、留保して、選んで、紡ぎ出すプロセスが人より濃くなるために、突飛な発言に聞こえたり、実はそれがすごく詩的な言葉だったりする。タビってそんな感じ。
あとニシムラさん、それはロ(略
今回も好調で、ヒグチファンとしては嬉しいところです。完全に世界が出来上がっているので、毎回一度読んだだけだと話が理解しきれていないので、いつも読み返したりしている(前の巻の話を憶えていないというのもあるけれど)。ここまで勝ち上がってくると、負けどころが難しくなってくるな、というメタ的な考えを持ったり……。
おお、気がついたら30巻越えている!! コンスタントに一定のクオリティを打ち出すっていうのは、難しいことだろうけど、そういう点で考えると、今作品はそれを体現しているわけで……。燈馬くんのキャラ設定のおかげか、アカデミックな舞台など、必ずしも殺人事件を題材とする必要がないのが強みっちゃ強みですか。あと、某コナン君みたいに、読者が大きな物語を期待していないということも重要かも。
完結。いやー、いろんな意味で青年誌向けでありませんでしたな〜。字ぃ多いなぁ〜。
相田裕も気持のいい線を描くよねぇ。ここのところの重苦しく焦燥感に満ちた展開というのは、相田裕のキャリア的な問題(もうとっくに新人ではなくなり、ある程度の経験を得てきたことによる、自分の若い時代に生みだした作品へ決着をつけなければならなくなってきた頃合い)と無関係ではないのでは!? と勘ぐってみたりして。
あと、おまけの小冊子はいいね。こういう細かいディティールに凝るのは好きです。
すごい久しぶりに読んだ。野宮がいつの間にか引っ越し屋で働いていたらしい(……で、その会社が倒産していたらしい)。でも話はそんなに大きく進んでいなかったみたい。これもちゃんと読み返さないと……。
噂ではよく聞いていたので、予想した通りのおもしろさでした。でも、エッセイマンガっていろんな意味で大変だよね。
実はまだそんなに読んでいないのだけど。木村紺、チャレンジャーだな、と。昔の劇画みたいになっているけど。
なんだかんだいって浅野いにおは好きなマンガ家だし、っていうかまだ20代なんだよなー、それでこのレベルはすごいと思うんですけど。*1感傷的って、ネガティブな意味なんですか?
他にも読んだ気がするけれど、憶えていません。
*1:作者の年齢を作品に結びつける行為はナンセンスだということは当然わかってはいますが。