志村貴子の話に限定して

季刊GELATIN2009 なつ (WANIMAGAZINE COMICS)

季刊GELATIN2009 なつ (WANIMAGAZINE COMICS)

 予想通り、ノンカラーでの掲載。
 仮にカラーだとしたら、水彩同士でミギーと被っていたことでしょう。


 話の筋としては、普通です(失礼!!)。隣に引っ越してきた男の子は、お気に入りのマンガとは違って「ちょっとイジワルで、でも少しかっこいいアイツ」ではなかったけれど、でも少し仲良くなりました。という感じです。


 それ以外について、いくつか。


 作中作のマンガは、見て判るように、いつもと違う線で描いているのが新鮮(どんなペンの違いなのかは、詳しくないので判りませんけれど)。その中の男の子が、どことなく瀬谷君の面影があるのがおもしろいです。男女問わず、「かっこいい」という記号を表現するのに、ネコ目が使用される傾向がある、ということなのでしょうか。

 山田翔太君(隣に越してきた男の子)は、柔和で温和しい感じの男の子。『ルート225』のダイゴくんみたい(ちなみに二人とも「弟」ですね)。

 作中作『おとなりラブ☆パラダイス』のサラサラヘアーと、主人公たちの平凡な(異常なまでのキューティクルとは無縁な)髪とか
 kiaoは、イチゴのパンツよりも、大橋みゆうさんの私服のシャツのほうに興味が。なぜなら、これまた『ルート225』の、エリコさんのそれと全く一緒だったのですから。ユニクロ的ななんかですかね〜*1。あと、パンツを掲げているみゆうさんの、左脇から右腹へかけてのベタは一体?

 主人公が実学年(中学一年生)よりも外見が幼く見えてしまうのは、制服を着ているときの外見が(髪型も相まって)『ちびまる子ちゃん』にそっくりだからだと思います(日本人全員が即座に思い浮かべられるキャラクターイメージというものは、斯くも強いということでしょうか)。

 ちなみに、大橋みゆうさん&山田翔太君は一年三組所属ですが*2、『放浪息子』の二鳥君たちも一年生のときは三組でした*3

 さわやか三組、とかそんな無意識なイメージ?関係ないか。


 「TIME OF WHICH FALL IN LOVE」。まさに思春期。恋に焦がれる時代から、次のステップへ。『ラブ☆パラ』の二人も、みゆうさんたちも出会いは春先〜夏ごろで、『ラブ☆パラ』の告白シーンは冬ですから、季節の経過と共に進む彼女らのこれからの進展も気になるところ。そこでは、もちろん恋のライバルも登場したりして。


 (某アレではなく)ワニのマークの引越社の場合、そのキャラクターにどんなイメージを重ねているんでしょうかね?日本には自然分布しないらしいので、外資系の会社ということとか?(まさか)*4


 「アキ」よりも「みゆう」のほうが、マンガのキャラみたいな名前(笑) カイト→凧→翔(太)?


 あと、『中学生』の「sei」は? (←重箱の隅的!!)

*1:戯れに『放浪息子』8巻を読んでみたら、二鳥君の私服もまた!!(第60話) スタンダード・オブ・私服!?

*2:そういえば、お隣に引っ越してきた子が当然のように同じクラスになるのもすごいわけなのですが。……まあ、それを言っていたら、お話にはなりません。

*3:ですが残念なことに、本田君は(高校では)一年五組でした。中学では三年一組(一年時は不明)。『青い花』に至っては、二校とも組の名前に数字を使用していないので、参考にもなりません。

*4:もちろん、ワニマガジンということで