2009年年末から2010年年始にかけて読んだもの
決戦。対ホムンクルス戦として活躍するのはマスタング大佐やアームストロング姉弟など軍人や、シンの国の人たちやグリードだったりするわけで、主人公……と思ったのですが、その理由にちょっと気付きました。
主人公以外の人たちは敵を倒すことが目的の全てですが、エドはそれ+「弟の体を取り戻すこと」というもう一つ大きな目的がありますものね。全てのホムンクルス(&お父様)との決着が付いたときに、主人公の真の目的が動き出すという形になりますかね。
タカハシマコがマーガレットって、これは一大事だ(大げさ)。カワイイ女の子とファンタジーな男の子という、これまでのキャリアの交錯点として楽しめますね。どうでもいいですけど、タカハシマコの描く女の子の黒髪パッツンと栗山千明のそれは、ものすごく相通じるものがある気がします、雰囲気が。
小路啓之の新刊。待ってました。このセンスと妙なテンション、好きです。この人、「秘宝系」ですよね(すんげーてきとーにいってみた)。
読んでいて気持ちが良いです。世間でも悪い評を聞いたことないので、ここまでくると、だれかズバッと鋭い批評をしてほしいと思うアマノジャクな心。伊藤剛をムキにさせるくらいの(笑)
「道路先生」っていう身も蓋もないネーミングが好きです(笑)
前にBEAMの別冊での読み切りで名前を覚えていたので。
邦画みたいだな、と(←ほとんど観たこともないくせに)
「楠本 玄(16)、テンションMAX!!」がツボです。
あ、五巻読んでない気がする。浅田いにおってホント「猛禽(®江古田ちゃん)」の少女しか出さないですよね。
人が動く理由を描くのが、本当にうまくて圧倒されます。
こちらも待望の新刊。あとで別個に感想書きたいです。フラットな人物造形と精細なドレス。絶妙なバランスだと思います。そう言えば、本作の海外の評判ってどんなものなんでしょうね。
相変わらずのおもしろさ。安定期に入りましたね。連載どれくらい続くことになるのだろう……。
谷川センセの新刊。kiaoも一瞬「すわ!! 『青い花』か!?」と。 こちらは連作短編形式ですね。ヒロイン以外も話の主役になっていますし。次巻も期待。
やっと出ました六巻。五巻からの流れを思い出さないと。さすが描き直しているだけあって、ある一言をキーにしたラストの締めは完璧です。次、いつかなぁ……。
た、逞しすぎる。って、いつマンガ描いていたんですか!? いや、ほんとに。
幼児ネタが多いのは、ももせたまみ自身の子育てのためだと思いました。
カラーに意味のある作品と、カラーにしただけの作品があると思いました。願わくば前者がもっと増えますよーに、ってかなり主観的だけれど。
ここまでまともな青春マンガって、近年本当に稀なのではないでしょうか*1。読んでいて、そんなことがちょっと嬉しくて。
京都の文部科学大臣賞の子と結びつけたことによって、日野ちゃんの存在意義がグッと強まりましたね。そのかわり、大分県の子(望月さんの思い出の人)が出てきて鵠沼学園のあの男子の存在感のほうはちょっと薄まっちゃいましたけどね。
日野ちゃんが、望月さんの柔道部退部を思いとどまらせるときに言った「書は人なり」。何事もそうですよね。技術は技術で、もちろん究(極)むべきもの。でも、それと同時に自分自身が見つけるべき「何か」を究(極)むことこそ、淵底に玉を拾うというやつですよね(……ごめんなさい、この慣用句は今知りました)。