感想
このシャープですっきりした線が好きで読んでます。
ぶっちゃけ「猫目堂」の存在がなくても問題のない話が多いのですが(笑)、まあそれはそれで。「いっぺん死んでみる?」といつ言い出すのかドキドキ……。
P.S.「ロリ」で「年下」で「S」って組み合わせがなんかすごいファクター兼ね備えている。
kiaoは短編のほうが好みでしたね。
短編では作者のセンスが発揮できていますけれど、長編(全1巻だから中編?)では、ちょっと話が平凡にすぎるかな……と。短編は1アイデアを生みだす視点の勝負ですけれど、長編を書こうとすると物語を構成・構築する能力が必要になってきますし。そしてそれは瞬発的なものではなく、蓄積される能力である気がします。
ある特定の方々(特にネットで見られる、一部の集団的意見を形成する方々)にしたら、栖佑さんのことを「ビッチ」と呼ぶのかもしれないと思ったのでした。kiaoはその感性は持ち合わせないですねぇ。ま、それも当事者になってしまうと、いろいろと理性だけでは解決できない問題ですけれど。
トッキーに妙な既視感あると前から思っていたのですが、ああ、あれです。某サーバントじゃないですか(今更気付くとは!?)。似たものついでに、『聖良さん』はアウト過ぎます(笑) まあ、一発ギャグみたいなものですけれど。
こぎみよい文化系ユーモラスな会話の応酬を楽しみながらも、いつの間にか物語は坂を転がり落ちるボールのように加速していきます。
女装少年キノくんがいつも太ももが強調されるパンツルックをしているのは、それが男性のなかで数少ない女性的なセックスアピールをできる箇所だからなのだと思います。
この場合の女性的とは、丸みを帯びたフォルムのことです。男は骨格的に肩は骨張るし、胸部はすっとーんとしてますし。
また、新キャラの『池袋エチカ』は、どてらい直球ロリですねー。ちっこい・黒髪・ダボッとした上着・ドロワーズ(19世紀かい!?)・おでこにメガネ(ど根性的・KOF的なサムシング? でこでこでこりーん)。と思いつつラストのあの展開。……それすら含めてガツッと狙ってますね。サービス精神旺盛です。