見れたものには、もちろんアレの直接描写はありません

School Days / Overflow

先にあやまっておかねばならない(誰に?)。…やってません。playってません*1。見た。例のアレで。というか、こんなものまであがっているとは。

この作品を知るきっかけは
①「動物化するポストモダン」の中で、著者の東浩紀氏があまりにもナチュラルに(ある)エロゲーのすばらしさを唱えているので、「はー、エロゲーの中にも、哲学者がとりあげたくなるようなおもろいゲームがあるのかぁ」となんとなく覚えていた
②「超クソゲー」シリーズの最新作、その名も「超エロゲー」を見かけ、このシリーズは毎度のアホらしさがかなり好きなので、購入。その中で、解説を読んだだけでも「なんか、とんでもないゲームだな」といくつか印象にのこっていたもののひとつだった。
③アレでいろいろサーチしていたら、見つけてしまった。

(一応)フルアニメーションので、普通のアニメを見るのとそんなに違和感なく見られた。一応(ってこれ多いな)全6話構成になっている。他分岐分のエンドもいくつか見られた。
第1話が、いかにもマンガなんだけど、三角関係の兆しを見せるちょっと甘酸っぱい青春モノ。が、…だが、話がすすんでいくうちに、関係はどんどんおかしな方向にむかっていって…。

黒ーい。やばーい。黒すぎて笑ってしまう。登場するキャラたちがだんだん壊れていって、こいつら、脳みそが溶けてんじゃないか?と思わずにはいられないほどの台詞・行動オンパレード。まあ、ここにでてくるのは極端に過ぎるけれど、人を好きになるということの裏では誰かを傷つけているかもしれない(宇多田ヒカルの歌じゃないけど)ということをきちんと見せているのはよいのでは。

まあ何にもまして、1番感情移入ができないのが主人公の誠というのは、いかがなものなんだろうか。なんだ、このヘタレさ。「そして誠の必殺技は、大事なことの決断の先送り(「超エロゲー」より)」が、この人物の全てを物語っている。

バッドなエンドも、度を越すと笑うしかなくなるという稀少な例か*2

ちなみに、kiaoのゲームトラウマ第1位は、「かまいたちの夜」で住人が皆殺しされたはずのペンションに響きわたるチャイムの音。

*1:…PCゲームって、やったことない。

*2:でも、まえ知識がないと確実にトラウマになるな、コレ