わたしがほしいものは、なんで…
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/02/26
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 48回
- この商品を含むブログ (146件) を見る
―――おねがいします
おねがいします
おねがいします
おねがいします二鳥くんにジュリエットを
私にロミオをどうか
どうか
おねがいします神よ…!
疾走!激走!逆走!!勝手に裏主人公だと思っている千葉さんにかなりスポットがあたっていたので、個人的にはかなり満足な第6巻(そのかわり、さささんがかわいそーな扱いになっているけれど(笑))。
二鳥くんの女の子になりたい願望は、ますます拍車がかかって。それはおそらく、(高槻くんよりも)己の性に抗っていられるリミットが残り少ないことに気づいてか、気づかずか。文化祭の「男女逆転ロミオとジュリエット」に意気込む姿勢の差にも、その焦燥感は見られる。
千葉さんが高槻くんとパソコンルームで一緒になったとき、帰り際に身を切る思いで(ウソをついてまで)放った小さな攻撃も、それが高槻くんにとっては全くもって届いていないことへの、千葉さんのやりきれなさとか。
91Pと92Pのコマの繋げ方のうまさに、ちょっと驚いたり。102Pのさささんが、いしいひさいち風&130Pでガーン。
5巻は高槻くんが主だったが、6巻では二鳥くんが主役。てか、表紙のかわいさはとんでもないと思う。