情報管理室の君とか理科準備室の鬼とか言わない第4話


 
 TVを毎週のように視聴する習慣がないもので、次の話が放映される度に、もう1週間が経過したことに驚かされます。そんなこんなで第4話。
 
 今回の白眉は、なんと言っても回想の図書室のシーンでしょう。原作ではほとんど背景が描かれていなかったシーンだけに、アニメ版の力の入れようがありありと感じ取れましたね。セピアの背景に、淡く日の光が差し込む大窓。格子の中心には十字が切られ、それを挟むように向かい合う杉本恭己と各務先生。
 
 ここまで視聴してきてふと思ったのは、微妙な演出の差異とか、描かれる線の違いによって、作品から受ける印象がけっこう違ってくるのだということ。改めて思いました。
 
 いや、なにかといいますとね……、ふみちゃんがね、けっこうこんなウザ…いやいや優柔不断…でもなくて揺れ動く人なんだなぁ、というのを、原作を読んでいる時よりも強く思えたのですよ。うん。
 
 
 女の子はめんどくさいよ。でも、そんなめんどくさい話をしているのだ。