TVアニメ『放浪息子』 第5話 夏のおわりに


 
・丸いスポンジケーキを二鳥くん・高槻くん・千葉さん・佐々さん・有賀くん・更科さん・白井さんで平等に分けようとすると8等分するのが妥当なわけでして、そこに(呼んでもいないのに)やって来た二宮くん。欠けたピースはここに埋まれり。空気は読みませんでしたが……。
 
・回想で岡と土居がやっと出てきましたね。『放浪息子 アニメーションガイド』では一応キャラ表に存在していましたので、いつか出てくるとは思っていましたが。後半になったらきちんと登場するのですかね。まさか、ここだけでは……。
 
・そういえば『読者モデル』というのは、独特の存在ですよね。我々男にとっては、全くそれと関わる機会が存在しないですもの。読モ。特保。スマホ。確保。
 
・良演出その1
 「写メ撮っておこう」→「プレゼントしてくれたのと同じストラップしてる」
 
 末広安那に「なんか写メ撮る属性」を以前の話に付加させていたので、というよりもそれが前振りとなって生かされるように、今回の行動です。自然でうまい。
 
・良演出その2
 「ジュリエット。あなたはなぜジュリエットなの」二鳥くんを見つめる千葉さん。→そのつぶやきにはっと気付く横のマコちゃん。→二鳥くんがマコちゃんに気付く。→カメラが戻るとそこにはマコちゃんだけ。→千葉さんは窓淵の下。タオルをかぶって俯く。
 
 素晴らしいです。ラストにこういう切実な感情を見せる場面を持ってくることで、どんなにはちゃむちゃなことやっているように見えても、この子もこの子で一生懸命なんだと、憎めない人物像を形成しているわけです。
 
 直前で、劇の練習シーンでマコちゃんをアドリブセリフで助けるとこも、そこに一役買っているわけですね。
 
・最後の最後にきて、千葉さん株UP。こーゆー寸法ってわけですよ。
 
 
・「夏のおわり」「演劇」「みんな死ねばいいわ」→『ダブルキャスト